副業全般

副業開始時に必要?開業届提出方法とメリット・デメリットについて

女性

本業の会社にばれたりしないのかしら

男性
男性
そもそも開業届出してメリットあるの?
まねさん

本業にもバレる可能性は低いし、メリット盛り沢山ですよ!

副業をやるうえで開業届の提出は、多くの税制上のメリットが存在し、
本業の会社にバレる可能性も低いので、提出したほうが良いです。

※僕も副業でやっていますが、会社にはバレていません

この記事を読めば、下記がわかります

・そもそも開業届とは?
・開業届提出のメリット/デメリット
・開業届の提出方法

僕の経験談を元に掲載しておりますので、
ご参考にしてみてください。

目次

そもそも開業届とは?
開業届提出のメリット
開業届提出のデメリット
開業届提出方法
まとめ

そもそも開業届とは?

簡単に言うと開業届とは、
個人が事業を始めて、事業を始めたことを知らせるために税務署に提出する書類で、
正式には「個人事業の開業・廃業等届出書」といいます。

届出書は国税庁のHPでダウンロード可能です。
詳細は下記、ご確認ください。

※国税庁HPより抜粋
=====================
[概要]
新たに事業を開始したとき、事業用の事務所・事業所を新設、
増設、移転、廃止したとき又は事業を廃止したときの手続です。

[手続対象者]
新たに事業所得、
不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方

[提出時期]
事業の開始等の事実があった日から1月以内に提出

[提出方法]
届出書を作成のうえ、持参又は送付により提出

[手数料]
手数料は不要
=====================

1か月以内に提出とありますが、
開業した起算日があいまいなケースもあるため、明確な期日はないといえます。
(例)準備を始めた日が開始なのか、売上が初めて立った日を開始とするのかなど

また開業届提出の遅延、または提出しない場合も罰則はありません。
そのため、提出していない個人事業主も多く存在しますが、
この後紹介するメリットが非常に大きいので、開業届提出は検討すべきです。

開業届提出のメリット

男性
男性
どういうものかわかったけど、結局やった方が得なのかなあ??

まねさん

まずはメリットから見ていこうね

青色申告により税金を優遇してもらえる

青色申告とは、「青色申告承認申請書」を税務署に提出し、
一定の要件を満たすことで、税金面で優遇措置を受けることができる制度
です。

青色申告承認申請書には、提出期限があります。
青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで。
または、その年に事業始めたのであれば、事業開始から2か月以内

そのため、開業届を提出する際に、「青色申告承認申請書」を一緒に提出し、
青色申告事業者になるパターンが多く、僕もそうでした。

提出しない場合は自動的に、税制面のメリットが少ない白色申告となります。
また、開業届の提出無しでは、「青色申告承認申請書」は提出できません。

青色申告のメリットは下記です。

青色申告のメリットまとめ

①青色申告特別控除額として最大65万円を経費に計上できる
※確定申告書をe-Tax利用して電子送信する場合最大65万円控除
 (書面提出の場合は最大55万円控除)
②家族が従業員として働いている場合、支払う給与を経費計上できる
③赤字による損失額を3年間繰越可

特に③の赤字による損失額を3年間繰越可は、
継続して事業を行う予定がある方は大きなメリットではないでしょうか。


例えば初年度が200万の赤字で、翌年度200年の利益であれば、
初年度、確定申告しておけば、翌年度課税所得200万-初年度損失200万=0円となり、
課税されません。

社会的信用が得られる

開業届は一種の証明書になります。
個人事業主用の銀行口座開設、融資、助成金など様々なビジネスシーンで、
開業届は提出を求められるケースがあるからです。

事業用の口座をプライベートの口座と分けることで、
経費、お金の管理がしやすくなり、管理工数の削減、副業へ集中できます。

また、開業届を出すことで、遊び半分ではなく、
本気で取り組んでいるんだなというのがわかるので、
開業届を提出していないと、取引してもらえないなど、
クライアントとの取引可否にも影響することがあるでしょう。
社会的信用を得るためにも、開業届は提出すべきといえます。

自分の副業へのモチベーションになる

副業で少しでも稼ぎたい思ったら、
何よりも真剣に取り組んで行動することが重要です。

開業届を出したから、何かあるというわけでもありませんが、
書類を提出することで、副業を真剣にやるという、自分に対してコミットができます。
開業届を提出したということも、一つの行動です。
それを最初の一歩に、どんどん行動していきましょう。

開業届提出のデメリット

青色申告(最大65万円の控除)の場合は、複式簿記での申告

青色申告のメリットを最大限に活かすには、複式簿記での確定申告が必要なため、
簿記の知識がない方は、難しく感じるかもしれません。

青色申告でも複式簿記、簡易簿記を選択可能ですが、
複式簿記は最大65万控除に対し、
簡易簿記は最大10万控除と控除額が下がってしまいます。

そのため、複式簿記に不安がある方は、
税理士に相談する、または会計ソフトの導入を検討しましょう。


おすすめな会計ソフトは、
無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告
になります。

僕も利用中で、
・クラウド型のため、端末紛失時などのデータ安全性
・銀行口座、カード連携による取引明細の自動取得
・仕訳の勘定科目をAIによる自動提案(手修正したら、学習し次回から自動提案の精度向上)

が特に気に入っています。

確定申告する際は簿記の知識もあった方が良いので、
これを機に簿記勉強するぞ!という方は
僕も利用中のクレアールでの学習がお勧めです。

僕の場合は、税理士にお願いすることも検討しましたが、
何も知らずに任せるのは嫌だったので、まずは簿記3級目指しています。
苦手なところは税理士に任せ、副業に専念もありなので、
そこは取捨選択かと思います。

副業していることが、会社にばれないか心配

開業届を提出することで、会社にばれるケースはありません。
なぜなら、税務署から開業届提出に関して、会社に連絡することはないからです。

会社にばれる多くのパターンは、副業の確定申告の際、
住民税を特別徴収(給与から天引)にすることでバレます。

これについては、普通徴収(自分で納付する)を選択することで対策できます。
※とはいえ心配だと思うので、確定申告の際、
税務署の方と相談して対応することをお勧めします

開業届提出方法

税務署のHPから書類(記入例もあります)を手配し、
管轄の税務署に書類を提出すれば良いのですが、
めんどくさいと感じる方も多いと思いますので、

開業に必要な書類を無料作成 マネーフォワード クラウド開業届
での作成をお勧めします。

利用料も無料で、フォームに沿って入力するだけで、
最短5分で書類作成できます。

僕もカフェでコーヒー飲みながら、こちらで作成し、
データを印刷して提出しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

開業届&青色申告を申請することで、
税制上のメリットを活かすことができ、社会的な信用も上がり、
副業への力も入るといえるのではないでしょうか。

メリットを最大限に活かすには、
青色申告を複式簿記で提出する必要はありますが、
本記事が判断の参考になればうれしいです。
ありがとうございました。

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